藤岡藤巻のフジオカです。
映画音楽をああだこうだ言うのが大好きなんです。中でもダントツ好きなのは、巨匠ジョン・ウィリアムスです。
あと、アンドリュー・ロイド・エバーと、ハンス・ジマーと、アラン・メンケンと、ダニー・エルフマンと、伊福部昭が大好きです。
というと、専門評論家みたいですが、まったくマニアではないです。
そもそも映画が好きなので、音楽を評価しながら観てしまうクセ(職業病ですね)があって、自然に「ここの音楽はええな」「ここは手抜いてるな」とか思いながら観てます。
そもそも映画が好きなので、音楽を評価しながら観てしまうクセ(職業病ですね)があって、自然に「ここの音楽はええな」「ここは手抜いてるな」とか思いながら観てます。
「映画」の良し悪しのプライオリティで言うと、「ストーリー」「CG」「音楽」「俳優」「映像美」「芸術性」っていう、アカデミー賞とかの真逆な視点ですな。
「面白くなかったら映画じゃない」「面白くなかったら小説じゃない」と同様に、「聴いてて楽しくなかったら音楽じゃない」と思いますね。
J.ウィリアムスは、もちろん「JAWS」で知りました。
「何じゃ?こりゃ」と思ってたら、すぐに、「未知との遭遇」「スター・ウォーズ」「E.T.」「インディー・ジョーンズ」で、映画音楽の効果に驚きました。
「スター・ウォーズ」の音楽は、当初別な作曲家で決まってたのを、ジョージ・ルーカスに親友のS.スピルバーグがジョンを薦めて、取り替えてアレになったという話です。
3人とも、すごいセンスですよねー。昨今の映画監督に見習ってほしいよまったく。
3人とも、すごいセンスですよねー。昨今の映画監督に見習ってほしいよまったく。
その後もジョンは、1978年の「スーパーマン」や、「ジュラシック・パーク」「ハリー・ポッター」と、大作のテーマを作ります。
ただ、大作に関わったというだけでなく、あまり興味がない人でも、「♪チャラランラン~」とか、メロディをすぐに鼻歌で歌えるのではないでしょうか?
フジオカが絶賛してやまないのは、そこの才能です。
オーケストレーションも、まあ見事にちゃんとしてますが、主題となるメロディがくっきりしてる。
師匠が、「West Side Story」とかの、レナード・バーンスタインだった影響でしょうか?
曖昧さや、芸術性とかより、単純に「良いテーマ・メロディ」を作ることに傾注してたのではないかと思います。
オーケストレーションも、まあ見事にちゃんとしてますが、主題となるメロディがくっきりしてる。
師匠が、「West Side Story」とかの、レナード・バーンスタインだった影響でしょうか?
曖昧さや、芸術性とかより、単純に「良いテーマ・メロディ」を作ることに傾注してたのではないかと思います。
特に「JAWS」の、最初の2音ね。
あれでOKしたスピルバーグのセンスもスゴいけど、普通の天才だったら、サメっぽい怖いメロディを4小節くらいは作るよね。
なのに、音たった二個。
もちろんその後で、ホルンっぽい音でオーケストラが重なってくるけど、その部分も「果てしない海中」に泳ぎ回るように展開します。
もちろんその後で、ホルンっぽい音でオーケストラが重なってくるけど、その部分も「果てしない海中」に泳ぎ回るように展開します。
そして、ジョンの凄いのは、くっきりした濃いテーマメロなのに、使い分けが出来るトコです。
「スター・ウォーズ」と、「インディ・ジョーンズ」と、「スーパーマン」は、いずれも景気のイイ勇ましい曲ですが、それぞれ取り替えると違和感が出る気がしませんか?(もちろん、映像の刷り込みは影響デカいですが)
「スター・ウォーズ」には、すぐに宇宙を感じさせるシンバルが強調され、「インディ」には、馬が走っているリズムを感じさせ、「スーパーマン」は、飛び立つ前の助走のイントロから始まります。
「E.T.」と、「ジュラシック」は、やや近いスローな曲ですが、前者はストリングス主体で、やはり宇宙の深淵の方を感じますし、後者はホルン系主体で、恐竜の巨体と草原を想起させます。
フジオカは、絵が見えるメロディが大好きなんですが、ジョンの映画音楽のせいかも知れません。
「ハリー」のテーマには、チャイコフスキーの「白鳥の湖」のパクリを感じますが、あのクラスになるともう安易な「パクリ」ではなく、世界観丸ごとのオマージュで、フォークや、Jpopや、フジオカの「パクリ」とは次元が違いますね。
「モーツアルトが、バッハをパクッてる」レベルですね。
知ってる限りでは、ジョンの駄作と思えるのは、1984年のロス五輪のテーマ曲だけです。
なんでこんなつまんない曲?と思いました。乗り気じゃなかったのか、映画音楽に特化した才能だったのか、興味深いところですが。
なんでこんなつまんない曲?と思いました。乗り気じゃなかったのか、映画音楽に特化した才能だったのか、興味深いところですが。
「ハリー・ポッター」の続編の「ファンタスティック・ビースト」では、テーマ曲だけのクレジットになっていて、本編はジェームズ・ニュートン・ハワードっていう、まあ今の売れっ子らしいんですが、聴き分けると面白いですよ。
「お!」とか思った部分が、ジョン・ウィリアムスが作ったトコです。
「お!」とか思った部分が、ジョン・ウィリアムスが作ったトコです。
まあ、メロディの良い悪いは、人それぞれ判断が違うでしょうが、「濃さ」に関して言うと、ある物差しはあるように思います。
昨今は、あのディズニーですら、映画音楽に対して熱心でないようで(CGに力を入れ過ぎてんのかなー)残念な風潮ですねー。
昨今は、あのディズニーですら、映画音楽に対して熱心でないようで(CGに力を入れ過ぎてんのかなー)残念な風潮ですねー。
まあ、観客自体が、あんまし気にしてないみたいだし。音楽なんて、鳴ってりゃイイっていう、サブスク時代の反映なのかも知んないね。
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たっきぃ
藤岡さんこんにちは!
ミュージカル大好きじゃあないですか!!(笑)
ジョンウィリアムズは僕も大好きですが、かなり昔に酒の席で「JAWS」の話になったときにクラシック大好きの友人が、、、
ありゃあストラヴィンスキーの「春の祭典」の丸パクリだよなー!
ってせりふを思い出しました。
クラシックをまるで聞いたことないのでそうなのかと思いレコード借りて聞いたら、途中で寝てしまいました。(笑)
映画音楽といえば、、、プログレ大好きな私としては「ヴァンゲリス」はどうでしょうか?藤岡さんの見解を聞いてみたいです!