静 炉巌ですけど、いやね、藤岡藤巻と一緒に活動っていうか、遊ぶようになって20年ぐらいになるわけ。週二ぐらいで会ってた時期もあるし、今でもなんだかんだと隔週ぐらいで顔を合わせてる。
で、藤岡さんも藤巻さんも、“面白がり“で“楽しいことをやりたい“っていう二人なの。
そんなわけで、ついつい自分も悪ノリしちゃうんだけど、二人とも面白がっていろんなコトをやったり、アイデアを出すくせに、やったあとはすっかり忘れている。
しかも、ヘンに“粋“なところがあって、やったコトの説明や意味を語ることをしないわけ。江戸っ子か? いや、単にやりっぱなしなだけだよね。
で、そんな忘れられた遊びの一つに、アルバム『藤岡藤巻Ⅲ』のブックレットに掲載された“藤岡藤巻の30年後の写真“ってのがある。
で、藤岡さんも藤巻さんも、“面白がり“で“楽しいことをやりたい“っていう二人なの。
そんなわけで、ついつい自分も悪ノリしちゃうんだけど、二人とも面白がっていろんなコトをやったり、アイデアを出すくせに、やったあとはすっかり忘れている。
しかも、ヘンに“粋“なところがあって、やったコトの説明や意味を語ることをしないわけ。江戸っ子か? いや、単にやりっぱなしなだけだよね。
で、そんな忘れられた遊びの一つに、アルバム『藤岡藤巻Ⅲ』のブックレットに掲載された“藤岡藤巻の30年後の写真“ってのがある。
「これホントに藤岡藤巻? こんな感じになるの?」っていう疑問もあるだろうけど、そもそも意図がわからないじゃん。
それはその通りで、だってこの二人は藤岡さんでも藤巻さんでもないし、ましてやCGでもないもの。
じゃ、誰なの? ってことになるけど、このお二人は、藤岡藤巻がアルバムの写真撮影をしたスタジオにいたオジサンなのです。
この時は、市ヶ谷のスタジオだったと思うんだけど、実際に撮影を始める前に藤岡藤巻の立ち位置を決める作業があるの。
で、そのために写真屋の奥から二人のオジサンが出てきた。スタジオの先代らしいんだけど、このお二人が位置決めのモデルとなって、大体の立ち位置を決めてから、藤岡藤巻の写真撮影をするわけ。
でもね、このお二人の試し写真がすごくイイ感じなわけ。妙に枯れ尽くした感じっていうか、これまでの人生で感情を使い切ったかのような無表情な感じとか。そっと後ろに立たれても絶対に気がつかない。たぶん、刺されてもわからない。痛いだろうが!
そんなわけで藤岡藤巻と盛り上がって、アルバムに載せるなら、藤岡藤巻より、断然この二人の方がイイじゃんってことになったんだよね。
もちろん、許可はもらったんだけど、たぶん本人たちには伝わってない。だって店主は「親族だからいいっすよ」みたいな感じだったもん。
まさかお二人も、自分たちが人生の終盤で藤岡藤巻になってたなんて思ってない。せめて、サイモン&ガーファンクルとかなら諦めもつくだろうけど、でも、人生なんてそんなもんっすよ。
それはその通りで、だってこの二人は藤岡さんでも藤巻さんでもないし、ましてやCGでもないもの。
じゃ、誰なの? ってことになるけど、このお二人は、藤岡藤巻がアルバムの写真撮影をしたスタジオにいたオジサンなのです。
この時は、市ヶ谷のスタジオだったと思うんだけど、実際に撮影を始める前に藤岡藤巻の立ち位置を決める作業があるの。
で、そのために写真屋の奥から二人のオジサンが出てきた。スタジオの先代らしいんだけど、このお二人が位置決めのモデルとなって、大体の立ち位置を決めてから、藤岡藤巻の写真撮影をするわけ。
でもね、このお二人の試し写真がすごくイイ感じなわけ。妙に枯れ尽くした感じっていうか、これまでの人生で感情を使い切ったかのような無表情な感じとか。そっと後ろに立たれても絶対に気がつかない。たぶん、刺されてもわからない。痛いだろうが!
そんなわけで藤岡藤巻と盛り上がって、アルバムに載せるなら、藤岡藤巻より、断然この二人の方がイイじゃんってことになったんだよね。
もちろん、許可はもらったんだけど、たぶん本人たちには伝わってない。だって店主は「親族だからいいっすよ」みたいな感じだったもん。
まさかお二人も、自分たちが人生の終盤で藤岡藤巻になってたなんて思ってない。せめて、サイモン&ガーファンクルとかなら諦めもつくだろうけど、でも、人生なんてそんなもんっすよ。
だから85歳っていうのも、「なんとなくそれぐらいじゃない?」みたいな感じでつけた。
でもね、藤岡藤巻が85歳になった時に、この顔になってないとは限らないわけでしょ。まだ可能性としてはアリだと思うんだよね。だって、ヒトなんて歳をとるほど誰だか区別がつかなくなってくるもの。自分が誰かもわからなくなるし。
もしかすると、これは未来のアナタの姿なのかもしれません。
でもね、藤岡藤巻が85歳になった時に、この顔になってないとは限らないわけでしょ。まだ可能性としてはアリだと思うんだよね。だって、ヒトなんて歳をとるほど誰だか区別がつかなくなってくるもの。自分が誰かもわからなくなるし。
もしかすると、これは未来のアナタの姿なのかもしれません。